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在宅医療

在宅医療

以前から「住み慣れた自宅で療養をしたい」「最期は我が家で迎えたい」という希望をお持ちの方は多かったと思いますが、最近患者様、御家族の意識の変化や訪問看護ステーションをはじめとする介護保険事業の普及、在宅診療を行なう医療機関の増加などに伴い「在宅療養」というものが「希望」から「現実的な選択肢」へと変化していると感じています。
 
また医療財政の問題から病院での入院期間は短縮するよう誘導されており、急性期、亜急性期を過ぎた方は病院を退院し、在宅で慢性期の療養を行なうことが時代の要請ともなっています。
吉川松伏地区では以前より個々で往診など在宅医療に取り組む医療機関はありましたが、研修や24時間対応といったものは各医療機関の努力に任され、医療機関間での情報共有や疲弊防止策といったことには十分対応しているとは言えない状況でした。
 
そこで、このたび吉川松伏医師会内に在宅医療部を立ち上げ、医師会としてこの問題に取り組むことになりました。「機能強化型在宅療養支援診療所」に参加している医療機関を中心に連携を深めることで当該地域にお住いの方が安心して在宅療養できるよう努めてまいりたいと思っております。

具体的取組の一端として「吉川松伏医療と介護連携の会」があります。平成20年から始まった会で吉川松伏の行政の方、ケアマネージャーの会、各地域包括支援センター、吉川松伏医師会が参加しており、医療従事者向け研修、介護事業者向け研修、市民公開講座など各種勉強会を企画したり、2015年問題、地域包括ケアなど医療と介護を取りまく問題について話し合ったりしています。また医師会、歯科医師会、薬剤師会が合同で行う研修会を通じ問題点や解決法を共有することで各団体間の連携をスムーズなものにしています。

今後ますます在宅医療の需要が増えることが予想されます。在宅医療技術のレベルアップは勿論、介護施設でのターミナルケアや小児在宅医療など新しい課題も多くあり医師会としてしっかりと取り組んでいきたいと考えております。
吉川松伏医師会 在宅医療部 担当理事  相羽
 

機能強化型在宅療養支援診療所

診 療 所 名 住所 電 話 往診内容
相 羽 医 院 吉川市栄町888-1 982-6266 
土 屋 医 院 吉川市加藤441 982-2156 
宮 里 医 院 松伏町松伏3817 993-2929 
岡村クリニック 松伏町松伏820-1 991-7203 

往診可能な医療機関

診 療 所 名 住所 電 話 往診内容
吉川脳神経外科  吉川市川藤850-4 984-3001 
    

お知らせ

 第6回 市民公開講座の開催

吉川松伏医療と介護連携の会では、市民向け講演会を開催いたます。皆様の御参加をお待ちしています。認知症についての理解を深め、地域における認知症高齢者とその家族を支える仕組みづくりを知るとともに、自分自身が認知症にならないための取り組み方法を紹介します。

平成27年1月18日(日)13時00分~
市民交流センター おあしす
講演:「認知症を理解する~認知症ケアと予防~」
講師:国立循環器病研究センター 猪原匡史先生 
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